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~2匹のカエル その2~

 以前、「2匹のカエル」と題した話を紹介しましたが、その後、ある新聞のコラムに同じく「2匹のカエル」の話を見つけました。同じ題名に一瞬内容も同じだろうか、と注目したのですが違ったものでしたので、ここに紹介します。


 緑と黄色のカエルが互いの色が汚いとケンカした。だが寒くなったので「春になったら覚えてろ!」と冬眠してしまう。やがて春が来て2匹は起き出し、池で泥を落としてから勝負しようときれいな春の水につかった。お互いの姿を見ると目の覚めるような緑色と黄色だ。「やあ、君は美しい。」2匹は共に相手をたたえ合ってケンカをやめた。


 この童話の作者、新美南吉(にいみなんきち)氏は、「よくねむったあとでは、人間でも蛙でも、きげんがよくなるものであります。」と結んでいます。
 こうしてみると、実物はグロテスクで決して万人が好む生き物とは言えない「カエル」も、キャラクターとしては実に多くの人に親しまれていることが分かります。
 さて、その「カエル」をはじめとする両生類は、分かっているだけでも地球上に約6,000もの種類が生息していて、しかも3億6,000万年以上も前から営みを続けているということです。ところが近年、開発による生息地の消滅、化学物質による汚染、温暖化などの気候変動、オゾンホール拡大による紫外線量の増加など、いわゆる環境の悪化によって、その3分の1から半分が絶滅の恐れがあると言われていて、このかつてない危機に国際自然保護連合などは、本年を両生類の保護を訴える「国際カエル年」として取り組んでいます。
 紹介した2つのカエルの話もさることながら、人類にとって地球上の大先輩である「カエル」が、童話以上の教訓をそれこそ身をもって示してくれていると、受け止めるべきでしょう。

田辺市長 真砂 充敏平成20年7月10日

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最終更新日:20091118

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