田辺市ごみ処理場
施設概要
- 所在地:和歌山県田辺市元町2291番地の6
- 敷地面積:約27,000m2
- 着工:平成5年6月29日
- 竣工:平成8年3月20日
- 処理能力:150t/日
- 基幹的設備改良工事
- 着工:平成26年9月25日
- 竣工:平成29年3月21日
- 工事の概要:老朽化した施設の延命と最新の省電力機器の採用により、二酸化炭素の排出を削減
建築概要
- 工場棟(管理棟含む):鉄筋コンクリート造、および鉄骨造建築面積:2,975m2 延床面積:5,427m2
- 職員詰所:建築面積:753m2 延床面積:1,345m2
- 煙突:外筒:鉄筋コンクリート造 内筒:鋼板製 高さ:50m
設備概要
- 炉形式:准連続燃焼式焼却炉(ストーカ式)
- 燃焼ガス冷却方式:水噴射式
- 炉運転時間:24時間連続運転
- 受入供給方式:ピットアンドクレーン方式
- 排ガス処理方式:有害ガス除去装置+バグフィルタ
- 排水処理方式:クローズドシステム(無放流)
- 灰出し方式:(バンカ方式)
施設の特色
排ガス対策
ごみを燃焼した時に出る排ガス中のばいじんは、高性能の集じん装置(バグフィルタ)で非常に厳しい基準値以下となるよう処理されます。また、塩化水素は有害ガス除去装置で処理されます。
集じん灰対策
集じん装置(バグフィルタ)で捕集されたばいじんは、最終処分場での重金属の溶出を防止するため、ダスト固化装置(セメントおよびキレート添加)で固化され、最終処分場での安定化を図ります。
汚水対策
ごみ汚水は焼却炉内に噴霧蒸発処理し、その他の汚水は排水処理設備で処理したのち、施設内で再利用するクローズドシステムとしています。
臭気対策
ごみピットから発生する臭気は、エアカーテンなどにより外部と遮断し、さらに燃焼用空気として焼却炉内へ送り、800〜950℃の高温で分解して無臭となります。