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紀州備長炭記念公園

備長炭とは

備長炭 県木であるウバメガシの木を、相性のよい紀州の土と石で作った炭焼窯で焼いた白炭をいう。
備長窯は一般の黒炭を焼く窯に比べ、丈が高く、排煙口が小さく、容量も少ない。いちじく型の特徴ある形状をしている。火を消す方法も、黒炭の窯を塗りこめて密封する方法に対して、外に出して灰をかぶせて消す独特の技法である。
 この炭は世界に類がないといわれるほど硬質で、硬度・純度とも高く、鋼鉄と同じ硬度二十度(鉛は一度)以上に達するものもある。木炭の最高級品として需要が激増している。
完成した備長炭は、もとの原木の約三分の一の体積。手に持って叩き合わせるとキーンという心地よい金音がする。その独特の音色を生かして作られたのが炭琴である。 火もちがよく、ガスや電気では出せない「うまみ」を醸し出すことから、料理用として人気がある。

紀州備長炭発見館長

 この備長炭記念公園では、備長炭発祥の地である秋津川の紹介と、備長炭の製炭過程を紹介しています。
伝統的なものの影が薄くなりつつある今、後世に残したい、残さなければならないものの一つが備長炭だと思います。
ここを訪れた人が炭に興味を持ち、焼きたいという希望があれば、住み込みで作業できる設備もあります。
 炭を焼くということは、手塩にかけて育てるようなものだと思います。高度な技術と経験が必要で、一・二年は辛抱するつもりで頑張ってくれれば…。私も、ここで炭を焼いている人に話を聞きましたが、山で木を切り、炭を焼き、箱詰めするまでの苦労は並大抵ではないと感じました。しかし、紀州備長炭は数ある炭の中でも、最高の品質を誇り、認められています。
このすばらしい伝統技術を何とかして伝えていけるよう、この備長炭記念公園がその助けとなれば、と考えています。

記念公園内の炭窯で備長炭を焼く宮本有市さん

 もう四十年以上炭を焼いています。以前は他の場所で窯を作っていましたが、今はこの窯を使っています。ここで一生、炭を焼き続けていくつもりです。ただ、後継者がいないことが気がかりです。原木は年を経れば育ちますが、技術はそうはいきません。きつい仕事ですので伝えていくのは難しいですが、火は消したくないと思います。

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最終更新日:20151020