やさしさひろがる 人権の"わ" 第6回 全国水平社宣言100年を迎えて

「人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光あれ」これは、日本で最初の人権宣言と言われる「全国水平社宣言」の最後の一節です。

この宣言には、日本の歴史的過程で作られた身分制度によって、不当な差別、いわゆる同和問題(部落差別)を受けて来た人々の痛切な思いが綴られているだけでなく、全ての人があらゆる差別を受けることなく、人間らしく暮らしていける社会の実現を願った思いが込められています。

同和問題とは、同和地区と呼ばれる地域の出身者であることや、そこに住んでいることを理由に、個人の能力や人柄とは関係なく、不当な差別を受けるといった日本固有の人権問題で、近年ではインターネット上での差別的な情報の拡散なども新たな問題となっていますが、これらは決して許されるものではありません。

11月は、和歌山県の同和運動推進月間です。

私たちも、一人ひとりがこの水平社宣言に込められた思いや願いを感じとり、同和問題をはじめ、様々な人権問題を自分ごととして捉え、正しい理解と認識を深めていくことで、すべての人の人権が尊重される、平和な社会の実現をめざしていきましょう。

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