119番通報をしてから救急車が現場に到着するまで平均して9分以上かかり、救急隊が傷病者に接触して処置を開始するにはさらに数分を要します。
救急車を待つ間に居合わせた人が心肺蘇生を行い、AEDを用いて除細動を行うことが救命の可能性を高めます。
救命処置を行った場合と(下のグラフの赤線)、何もしなかった場合(下のグラフの青線)を比較すると、救命処置が行われた場合は2倍程度救命の可能性が高まることがわかっています。

救命の連鎖

「心停止の予防」、「心停止の早期認識と通報」、「一次救命処置(心肺蘇生とAED)」、「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」の4つの輪がすばやくつながることが、救命効果を高めるために重要です。
大切な命を救うために必要な行動を、迅速に途切れることなく行う重要性を表しています。
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項目 |
内容 |
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心停止の予防 |
心停止を防ぐ(早めの受診、事故の予防など) |
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心停止の早期認識と通報 |
突然倒れた人や反応のない人を見たら 心停止を疑い、直ちに119番通報する |
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一次救命処置 |
救急車が到着するまでの間、直ちに心肺蘇生を 実施、継続する |
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二次救命処置と 心拍再開後の集中治療 |
救急救命士や医師による高度な救急医療 |
「救命の連鎖」の最初の3つの輪は、現場に居合わせた人により行われることが期待されます。
市民により心肺蘇生が行われたほうが行われなかったときより生存率が高く、市民がAEDを使用し電気ショックを行ったほうが救急隊の到着を待つことなく早く実施できるため、生存率や社会復帰率が高いことがわかっています。
