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市立小中学校施設の耐震診断結果について

 学校施設は、児童生徒等にとって一日の大半を過ごす学習・生活の場であり、非常災害時には地域住民の避難場所としての役割も果たすことから、その安全性の確保は極めて重要です。
 平成20年6月に「地震防災対策特別措置法の一部を改正する法律」が施行され、大規模地震の際に倒壊等の危険性の高い公立の小中学校等の建物について、耐震化事業に伴う国庫補助率を引上げるとともに、耐震診断の実施と診断結果の公表が義務付けられました。
 田辺市教育委員会では、法改正の趣旨及び文科省の耐震加速化の要請を踏まえて、耐震二次診断の結果を公表いたします。

 
※耐震二次診断の実施施設
建築基準法の改正(昭和56年6月)前の基準で建築された非木造の校舎、体育館
(学校数23校(52棟))

耐震二次診断の結果(小中学校23校で実施)

 
区  分 小学校 中学校
耐震診断を実施した学校数

16(39)

7(13)

23(52)

耐震化が必要である学校数  16(35) 5( 9) 21(44)

(1)Is値0.3未満

  Iw値0.7未満

11(16) 4( 4) 15(20)

(2)Is値0.3以上0.5未満、q値1.0未満

   Iw値0.7以上1.10未満

12(19) 2( 5) 14(24)
耐震化の必要がない学校数 0( 4) 2( 4) 2( 8)
対策済の学校数 16(39) 7(13) 23(52)

 ※( )は、棟数
 
小・中学校施設の耐震診断結果PDFファイル(29KB)このリンクは別ウィンドウで開きます

今後の耐震化の取り組み

 耐震性を満たさない学校施設については、診断結果に基づき順次耐震対策を進めてまいります。

用語解説

Is(アイエス)値

  非木造の建築物の耐震性能(地震に対する安全性)を数値化したもの(構造耐震指標)で、その値が大きいほど耐震性能が高いことを表しています。
 国土交通省告示においては、以下の基準を採用していますが、学校施設については、文部科学省により、児童生徒の安全性、避難場所としての機能性を考慮し、Is値が0.7を超えることとされています。

Is値が0.3未満 大地震に対して倒壊または崩壊する危険性が高い
Is値が0.3以上0.6未満 大地震に対して倒壊または崩壊する危険性がある
Is値が0.6以上 大地震に対して倒壊または崩壊する危険性が低い
q(キュー)値

 建物の保有水平耐力(水平方向に受ける力に耐えられる力)に係る指標で、1.0以上が目標値とされています。

Iw(アイダブリュー)値

 木造の建築物の耐震性能(地震に対する安全性)を数値化したもの(構造耐震指標)で、その値が大きいほど耐震性能が高いことを表しています。
 国土交通省告示においては以下の基準を採用していますが、学校施設については、文部科学省により、児童生徒の安全性、避難場所としての機能性を考慮し、Iw値が1.1を超えることとされています。

Iw値が0.7未満 大地震に対して倒壊または崩壊する危険性が高い
Iw値が0.7以上1.0未満 大地震に対して倒壊または崩壊する危険性がある
Iw値が0.7以上1.0未満 大地震に対して一応倒壊または崩壊しない
Iw値が1.5以上 大地震に対して倒壊または崩壊しない
構造

 R=鉄筋コンクリート造、S=鉄骨造、W=木造

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最終更新日:2020217