熊野古道の森を守り育む未来基金(通称くまもり募金)にご協力ください
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
平成16年に「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録された熊野古道は、深い山林に覆われた紀伊山地の自然による山岳霊場とそれを結ぶ参詣道、その周囲を取り巻く山々や森林などの「文化的景観」から成り立っています。
また、平成28年には、それらと同等の価値を持つ、鬪雞神社、北郡越、長尾坂、潮見峠越、赤木越の5箇所が世界遺産として追加登録されております。
熊野古道の森を守り育む未来基金の創設
近年は土地所有者や森林管理者の高齢化・後継者不足により、周辺の樹木に適切な管理がなされず、そのまま放置されている状況が増えました。
熊野古道沿いの森林は大半がスギやヒノキの植林地であることから、根が浅く、手入れをしていないと台風・ゲリラ豪雨などで土砂崩れや倒木を起こしやすいため、熊野古道の文化的景観や古道そのものに影響を与える恐れがあります。
このことから、田辺市は世界遺産を有するまちとして、未来にわたり熊野古道の文化的景観を維持・保全し、次世代につないでいくために、「熊野古道の森を守り育む未来基金(通称くまもり募金)」を創設しました。
この基金は、みなさまからいただいた「ふるさと田辺応援寄附金(ふるさと納税)」等を財源とするもので、この基金を用い、熊野古道周辺の森林等の購入や適正な維持管理(間伐や枝打ちなど)を主体的に行っていきます。
田辺市内で世界遺産に登録されている熊野古道は約65.5km。
その価値を高め、次世代につないでいくには、熊野古道周辺の緩衝地帯(バッファゾーン:古道の場合は、道を中心に左右50mの範囲)を良好な状態で管理し続けることが必要不可欠です。
みなさまのご支援により、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の文化的景観が守られます。
どうかご協力をお願いいたします。
基金への支援方法
1.「ふるさと納税」を通じて支援
田辺市のふるさと納税のメニューの1つにある「蟻の熊野詣 ~世界遺産「熊野古道」関連事業~」にお寄せいただいた寄附金を熊野古道の保全・整備などに活用させていただきます。
※ 詳しくはこちらをご覧ください。
【ふるさと納税に関するお問い合わせ】
田辺市企画広報課たなべ営業室
〒646-8545 和歌山県田辺市東山一丁目5番1号 TEL 0739-33-7714
2.直接支援
ふるさと納税の対象にならない方でもご支援いただけます。詳しくは下記までお問い合わせください。
【直接支援に関するお問い合わせ】
田辺市教育委員会文化振興課
〒646-8545 和歌山県田辺市東山一丁目5番1号 TEL 0739-26-9943