咲く-雑賀清子のスケッチより
雑賀清子(1933~ )は油彩画とステンドグラスの制作を主としてきた作家ですが、そのかたわらで1980年代のはじめ頃から、およそ30年間に わたって田辺市中辺路町周辺でのスケッチを重ねてきました。雑賀のスケッチの対象となったのは自然であり、それも華やかに咲き誇る草木ではなく、私たちが 気にかけなくなった足下の小さな花や雑草でした。それらの植物スケッチを、雑賀は自分自身の存在を重ね合わせながら描いてきました。
このスケッチを通して、当地の自然の魅力を紹介するとともに、雑賀が注目したひたむきに生きる小さな存在と、それが放つ命の美しさをお伝えできればと思います。
開催期間
平成28年2月6日(土)~3月21日(月・祝)
開館時間
午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
休館日
毎週月曜日(ただし3月21日は開館)、2月12日(金)
観覧料
250円(200円)
( )内は20名様以上の団体割引料金
※学生及び18歳未満の方は無料です。
主催
熊野古道なかへち美術館
協力
和歌山県立田辺高等学校
交流スペースを花いっぱいに!
展覧会期間中、花のスケッチを募集します。
お持ちいただいたスケッチを掲示してゆき、みなさんのスケッチで交流スペースを花いっぱいにしたいと思います。
スケッチを受付にお渡しください。お持ちいただいた方は当日の観覧料を無料にします。スケッチをお持ちいただいた学生及び18歳未満の方には、スケッチ1点につき雑賀清子の絵はがきを1枚差し上げます。
※スケッチは縦横とも50cm以内で、スケッチした日付と場所を記入してください。スケッチの返却はできません。
展示解説会
2月20日(土)・3月12日(土)
いずれも午後2時より当館学芸員による展示解説会を行います。