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森林経営管理制度(新たな森林管理システム)がスタートしました

制度の概要

背景

田辺市の面積のおよそ9割を占める森林には、様々な役割(公益的機能)があり、私たちのくらしや地球の環境とつながっています。

【森林がもつ役割(公益的機能)の例】

  • 降った雨水をたくわえ、洪水や土砂崩れを防ぐ役割
  • 二酸化炭素を吸収し、空気をきれいにする役割
  • さまざまな生き物のすみかとなり、生物の多様性を保全する役割

そんな市内の森林のうち、およそ7割がスギやヒノキ等の人工林です。

これは、高度経済成長期の木材需要の急速な増加を背景に、国策として「拡大造林」が推し進められ、スギやヒノキが大量に植栽されたためです。

現在、人工林の多くは成長し、木材として利用可能な状態を迎えており、「伐って、使って、植える」という循環利用が必要だといわれています。

しかし、近年、木材価格の低迷や所有者の相続等による森林への関心の低下、所有者不明森林の増加等によって林業は低迷し、適切に管理されずに荒廃した森林が増えています

このような中、経営管理が行われていない森林を適切に整備し、林業の活性化と森林の役割(公益的機能)の維持・発揮の両立を目指すため、平成31年4月1日に森林経営管理法が施行されました。

この法律では、森林所有者に森林の適切な経営管理が義務付けられ、市町村がそのサポートを行うこととされています。この仕組みを森林経営管理制度(新たな森林管理システム)といいます。

概要

森林経営管理制度(新たな森林管理システム)は、適切に経営管理が行われていない森林について、所有者等が経営管理を実施しない(できない)場合には、市町村が代わりに経営管理を実施することができるものです。制度の仕組みは次のとおりです。

1、森林所有者等の森林の経営管理に関する意向を調査

森林所有者等を対象に、森林の経営管理に関する意向の調査を実施します。

2、森林所有者等から経営管理に関する権利を取得

1の調査結果をもとに、「経営管理を市に任せたい」と回答した森林所有者等と相談しながら森林の経営管理の内容等を決定していきます。その後、森林所有者等から、立木の伐採、木材の販売、造林、保育等を一定期間行う権利(経営管理権)を取得します。

3、林業経営に適している場合には、林業経営者に経営管理を再委託

2でお預かりした森林が、林業経営に適している場合には、和歌山県が選定する「意欲と能力のある林業経営体」に経営管理を再委託(経営管理実施権を設定)します。

※意欲と能力のある林業経営体・・・効率的かつ安定的な林業経営により高い生産性や収益性を有し、主伐後の再造林を実施する等森林経営の継続性の確保を目指す林業経営体

4、林業経営に適していない場合等には、市が直接管理を実施

2でお預かりした森林が奥地にある等の理由で林業経営に適していない場合や、3の林業経営者への再委託までの期間は、市が直接管理を実施します。

Newforestmanegementsystem

備考

  • 森林や土地の所有権を市や林業経営者に移転するものではありません。
  • 様々な状況を踏まえた上で委託をお受けするかどうか判断します。必ずしも希望をお受けするものではありません。
  • この制度は、所有者等の同意なしに森林を伐採するものではありません。経営管理の方針は、所有者等の意向を踏まえ決定します。

効果

  • 放置人工林の活用や集約化による林業の成長産業化
  • 森林の適切な整備による公益的機能の維持・発揮
  • 森林所有者等にとっては、市町村が仲介することにより安心して森林の経営管理を任せることが可能

森林の経営管理に関する意向調査へのご協力のお願い

森林経営管理制度(新たな森林管理システム)の実施に当たり、森林の経営管理の状況や所有者の意向を把握するため、まずは、森林所有者等を対象に森林の経営管理に関する意向の調査を実施します。

調査の対象となる森林

市内の紀南地域森林計画対象民有林

※紀南地域森林計画・・・和歌山県知事がたてる、地域の特性に応じた森林整備・保全に関する計画(区域参照:和歌山県地理情報システム

※民有林・・・公的機関(国、県、市等)が所有する森林以外の森林

調査の進め方

(1) 計画作成

調査を実施する地区を選定し、「登記簿」や「林地台帳等」をもとに調査対象地区の森林所有者等を調べます。

(2) 調査実施

森林所有者等を対象に森林の経営管理に関する意向の調査を行います。

(3) 調査結果とりまとめ

調査結果を「林地台帳等」に反映し、周辺の状況等を踏まえて今後の森林の適切な経営管理の方法を決定していきます。

調査事項

以下の事項等について調査を行います。

Q.森林の経営管理の状況
  • 自分で管理や整備をしている
  • 自分で管理しているが、整備はほかの人に委託している
  • 管理も整備もほかの人に委託している
  • 特に管理はしていない
Q.施業の履歴
  • ○年○月に整備をした
  • 整備をしていない
  • わからない
Q.今後の経営管理の方針(経営管理の意向)
  • 自分で経営や管理をしていきたい
  • 自分で委託先を探し経営や管理を委託したい
  • すでにほかの人に委託しているため、引き続き委託したい
  • 市に経営や管理を委ねることを検討してみたい

※調査項目や回答は参考です。実際の調査内容とは異なる場合があります。

調査方法

調査は、市又は市から委託を受けたものが実施します。アンケート調査票を森林所有者等に送付いたしますので、お手元に通知が届きました際には、ご協力くださいますようお願いいたします。

※必ず森林所有者等本人の方が記入してください。

調査時期

田辺市は、広大な面積を有するため、一度に全域を調査することができません。そのため、地区ごとに調査を実施する順番を決定し、順次行っていきます。調査時期は、地域により異なり、地域によっては数年先になる場合もございます。

参考(リンク)

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最終更新日:2020319