団訓練強化制度 ~ 大切なひと、大切なまちを守りたい!~
地震や津波、豪雨など自然災害は突然襲ってきます。そのとき、救助活動の主力となって地域住民を守るのは「消防団員」です。
田辺市消防団では、団訓練強化制度に基づく団員強化研修会を実施しています。この研修会では、消防団員があらゆる災害に対応できるようにと、従来からの消火訓練だけでなく、救急、救助、防災などに関する幅広い知識と専門的な技術の習得に取り組んでおり、平成27年度に第1期(49名)、平成29年度に第2期(45名)を実施し、合計94名の団員が受講し、強化団員に指名されており、強化団員は、各分団での定期訓練や消防署との合同訓練時に訓練企画等を担当します。平成31年度には第3期を実施予定です。
消防団強化制度
1 目的
消防団訓練強化制度は、災害等で必要となる火災防御、救助・救急活動の災害対応技術を身につけた訓練指導団員を養成し、これらの者をもって各分団員に指導することにより、田辺市消防団全体のレベルを向上させ、住民の安全の確保に資することを目的とする。
(1)各分団内で訓練指導団員を養成する。
(2)基礎的な技術の維持向上や定型化された訓練だけでなく、震災等を想定した実践的な訓練を実施する。
(3)中長期的な視点に立ち、標準化したステップアップ教育を消防職員と連携し実施する。
2 訓練内容について
研修会では、火災防御、救助、救急、情報収集・伝達に係る現場指揮や安全管理の知識及び技術等の習得に取り組みます。
訓練内容は、下記のとおりです。
- 指揮図作成
- 図上通信訓練(簡易無線取扱い)
- 火災性状
- 放水隊員としての活動と危険性の認識
- 機関員知識
- 消火訓練(応用)
- 土砂災害対応
- 倒壊家屋救出訓練(基礎・応用)
- 建物火災想定消火訓練
- 披露訓練 等
3 訓練風景