文人画コレクション展 文人画にみる心象風景
江戸時代中期に黄檗の禅僧によりもたらされた中国の新しい文物や南宗画をはじめとする詩画は、わが国独自の文人画と呼ばれる絵画様式として形成されていきました。文人画家たちが描いた風景画は「写意(意を写す)」と呼ばれる想像上の風景を主とした水墨山水でした。しかし、その後実際の景色や風物を見て描く「写実(写生)」が取り入れられることで、この「写意」をこめた実景の図は「真景図」と呼ばれて真の山水図を描く方法として後世の文人画家たちにも受け継がれていきました。田辺市立美術館展示室1・2では、当館の文人画コレクションの中から、「真景図」をはじめとするさまざまな心象風景の表現をご覧いただきます。
併催で「凌雲と古道人」を開催しています。(展示室3・4・5)
開催期間
令和元年10月12日(土)~11月24日(日)
開館時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
毎週月曜日(ただし、10月14日・11月4日は開館)
10月15日(火)・10月23日(水)・11月5日(火)
観覧料
260円(200円)
( )内は20名様以上の団体割引料金
☆学生及び18歳未満の方は無料です。
主催
田辺市立美術館
展示解説会
10月19日(土)・11月16日(土)
いずれも午後2時より当館学芸員が行います。(観覧料のみ必要)
関西文化の日
11月16日(土)は観覧料を無料にします。