館蔵品展 雑賀清子 -草花によせる-
雑賀清子(1933~2017)は和歌山県美浜町に生まれ、女子美術大学の洋画科を卒業後、ベルギーでステンドグラスの制作を学んで帰国しました。帰国後は主に郷里で制作と指導を行っていましたが、1980年代のはじめ頃から、およそ30年間にわたって田辺市中辺路町周辺でのスケッチを重ねてきました。雑賀がスケッチの対象としたのは自然であり、それも華やかに咲き誇る草木だけではなく、足下の小さな花や雑草がほとんどでした。それらの草花に、雑賀は自分自身の存在を重ね合わせながらスケッチしました。
雑賀のスケッチを通して、当地の自然の魅力を紹介するとともに、雑賀が注目したひたむきに生きる小さな存在と、それが放つ命の美しさをお伝えできればと思います。
併せて、雑賀と同じように身近な植物の観察を生涯にわたって重ねた和歌山県田辺市出身の近代の洋画家、原勝四郎(1886~1964)のスケッチと、花をモチーフとした油彩画の小品を紹介します。
開催期間 2023年2月4日(土) ~ 3月26日(日)
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日
2月24日(金)・3月22日(水)
観覧料 260円(200円)
( )内は20名様以上の団体割引料金
※学生及び18歳未満の方は無料です。
主 催 田辺市立美術館
展示解説会 2月11日(土・祝)・3月11日(土) 午後2時から
当館学芸員が行います。
予約不要、観覧料が必要です。
※3月25日(土)・3月26日(日)は、第61回全日本花いっぱい田辺大会
に合わせて観覧料を無料にします。
【同時開催】館蔵品展『原勝四郎の植物スケッチ』
※館内の混雑を緩和するため、入場制限を行う場合があります。
感染症の拡大などにより、予定が変更となる場合があります。
最新情報は当ホームページでご確認ください。