世界遺産登録20周年記念小企画展 熊野の風景
熊野はユネスコの世界遺産に登録されてから20周年を迎える「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれるエリアです。その自然が生み出す荘厳な姿と、人々の長い信仰の歴史に魅了されて、多くの美術家たちもまた、熊野をテーマとして多彩な作品を残してきました。当館が所蔵するそれらの作品を主に、「目に映える熊野」、「旅する熊野」、「心に映る熊野」の三章によって紹介する展覧会を開催します。
第一章「目に映える熊野」では、近世の文人画家や近代の洋画家などによる、熊野の実景から受けた感興をもとに描かれた作品を展観します。第二章「旅する熊野」では熊野の旅に焦点を当て、熊野詣を主題とした作品のほか、美術家たちの熊野の旅のスケッチや版画などを紹介します。第三章「心に映る熊野」では、熊野での体験や記憶をもとに制作された心象風景としての熊野を、多様な表現を通してうかがいます。
開催期間 2024年4月13日(土) ~6月16日(日)
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(ただし4月29日・5月6日は開館)・4月30日(火)・5月7日(火)
観覧料 260円(200円)
( )内は20名様以上の団体割引料金
※学生及び18歳未満の方は無料です。
主 催 田辺市立美術館
展示解説会 5月18日(土)※「国際博物館の日」記念
6月 1日(土)
いずれも午後2時から、当館学芸員が行います。
(予約不要、観覧料のみ必要)