水産課のしごと
我が国の水産業において、輸入の増大、200海里体制、担い手不足、水産物需要の横ばい、周辺水域の資源状態の悪化など、水産業を取り巻く情勢が大きく変化しています。こうしたことに対処するため次の4つの基本的な政策方向が示されています。
(1)水産物の安定供給の確保 | 200海里体制下での漁業生産の増大 |
(2)水産資源の持続的利用 | 国際海洋条約と排他的経済水域 |
(3)水産業の健全な発展 | 食料供給産業(漁業、水産加工業、水産流通業) |
(4)漁村の振興 | 水産業発展の基盤整備 |
また、水産業や漁村には次のような役割や機能があります。
- 健全なレクリェーションの場の提供
- 沿岸域の環境保全
- 海難救助への貢献
- 国境監視への貢献
- 防災への貢献
- 固有の文化の継承
さらに、次のような課題があります。
- 魚食の普及:良質タンパク質の供給
- 価格の安定:調整保管等
- 衛生管理:HACCP(原材料から消費に至る管理方式)など
- 各種の研究:DNA分析、海洋深層水、情報通信など
田辺市の漁港
田辺市には県管理漁港が1つ、市管理漁港3つがあります。
県管理漁港
市管理漁港
目良漁港 |
芳養漁港 |
内の浦漁港 |
水産課では、これらの施設の整備・管理のほか、次のような事業に取り組んでいます。