適正な服薬や受診に努めましょう
重複・多剤服用や頻回受診を見直しましょう
重複服用とは
同じ症状について複数の医療機関を受診し、同じ効能の薬剤を処方されていることです。
ただし、最初の病院で紹介状等をもらい、別の病院を受診するなど、両病院で治療状況が把握できている場合は除きます。
多剤服用とは
複数の薬剤を同時に服用することです。
頻回受診とは
短期間の間に同じ症状で同じ医療機関を受診する回数が過度に多いことです。
ただし、医師が認め、指示した場合は除きます。
重複・多剤服用や頻回受診の問題点
身体面の負担
同じような処置や服薬などを繰り返すことで、体への負担や副作用が大きくなり、より病状が悪化してしまう恐れがあります。
医療費の負担
同じような処置に対して何度も医療費を支払うことになるうえ、受診のたびに初診料、再診料を支払うことになるため医療費の負担が大きくなります。
また、医療費が増大すると、それをまかなう保険税の引き上げにもつながります。
重複・多剤服用や頻回受診の防止方法
かかりつけ医・かかりつけ薬局を持ちましょう
日ごろから自分のからだやこころについて相談できる医療機関・主治医を決めておきましょう。
同じ医療機関を受診することで、不調があったときに詳しく相談することができ、また必要に応じて専門医を紹介してもらうこともできます。
お薬手帳を活用しましょう
お薬手帳は、どの医療機関・調剤薬局でも同じ手帳が使えます。
複数冊持っている方は一冊にまとめましょう。
受診や調剤の際に、今飲んでいる薬との飲み合わせを確認してもらえます。
普段使用している市販薬について記入しておくと、市販薬と処方薬の飲み合わせもチェックしてもらえます。
重複・多剤服用や頻回受診をしている方には指導を行うことがあります
重複受診・頻回受診をしていると思われる方に対し、和歌山県から委託を受けた和歌山県国民健康保険団体連合会から適切な医療機関の受診をお願いする文書をお送りしております。
また、文書をお送りした方を対象に、相談員(保健師)が、訪問や電話により健康状況等を確認させていただき、必要に応じて通院や服薬管理等の情報手協・アドバイスをさせていただく「健康相談」を実施する場合があります。
ご自身の健康管理について見直す機会として、ご活用ください。