旧武道館を使用した訓練を実施しました!
警防救助活動訓練を実施!!
ありがとう旧武道館
役目を終えた旧武道館
令和3年6月8日(火)から10日(木)の3日間、旧武道館を使用して、隣接する白浜町消防本部と合同で訓練を実施しました。
旧武道館は昭和46年の「黒潮国体」に合わせて建設され、地域の武道場として市民の皆さんに親しまれてきました。現在はその役目を終えてしまいましたが、最後まで訓練施設として私たちのために役立ってくれました。
訓練では、火災現場を想定し施錠されたドアの開放、倒壊建物等の開口部を設定するためのブリーチング等を実災害の現場に近い状況で訓練を行うことができ、隊員の災害対応能力の向上を図ることができました。
ドア開放訓練
火災現場において施錠されたドアを開放することを想定し、ハリガン、エンジンカッター等の資機材を使用しての開放訓練を実施しました。
※ ハリガンとは、火災現場等におけるドアの開放といった破壊器具として活用される資機
材です。
ブリーチング訓練
倒壊した家屋に要救助者が取り残されていることを想定し、床に進入口を設定して要救助者を救出する訓練を実施しました。
※ブリーチングとは、震災等により倒壊した建物等への進入・退出路を確保するため、
鉄筋コンクリート等を破壊する技術です。
ふだん、消防署で訓練を実施していますが、実際の建物を使用して破壊等を行う機会は多くありません。今回の訓練により、現場活動がより具体的に経験でき、各隊員の技術向上に大変有意義なものになりました。
最後に、このような貴重な訓練に、ご協力いただいた関係者のみなさん、本当にありがとうございました。