消防防災ヘリコプター、ドクターヘリ
消防防災ヘリコプターとは
消防防災ヘリコプターは、救急・救助資器材や空中消火の装備等を備え、救助活動、救急患者の搬送及び山林火災の消火などを行います。
和歌山県では、平成7年10月から、南紀白浜空港内に配備され、県内の消防本部から派遣された隊員により、防災航空隊を編成しています。田辺市消防本部からも2名の職員が派遣されています。
さらに、平成19年度からは、医師等同乗救助活動を開始し、ホイスト装置を使用し、空から救助現場へ医師を投入できるようになりました。
ドクターヘリとは
ドクターヘリは、最新の医療機器を装備し、救急医療の専門医と看護師が搭乗した専用ヘリコプターです。「空飛ぶ救命室」とも呼ばれ、医療スタッフが搭乗しているので、現場から治療開始が可能となり、大切な人命を守ります。
和歌山県では、平成15年1月から、和歌山県立医科大学附属病院救命救急センターに配備され、運航しています。
通常、けがをした人や急病人は救急車で病院へ搬送しますが、救出に時間がかかる場合や、救急車での搬送に時間がかかる場合、早期に医師の治療が必要な場合等には防災ヘリやドクターヘリを要請し、現場からヘリコプターに乗せて病院へ搬送します。
出動状況(田辺市消防本部管内での出動状況)
令和5年中 防災ヘリ・・・5件 ドクターヘリ・・・37件
ヘリコプターの離着陸場(ランデブーポイント)
県内各所に臨時の離着陸場(学校のグラウンドや公園、河川敷など)を確保しています。その中から、最適と判断した離着陸場に着陸し、活動を行います。
※緊急離着陸場一覧表参照(101KB)
注意事項
・ヘリコプターが近くに着陸する場合は、速やかに退避してください。また、離陸するまで絶対に近寄らないでください。
・離着陸の際は、ヘリコプターの風圧や騒音が発生します。吹き飛ばされやすいものは室内や車内にしまって、窓やドアは閉めておいてください。
(防災ヘリで周囲約50m、ドクターヘリで周囲約20mの範囲まで風圧の影響があります)
・離着陸場付近では、車の移動をお願いする場合があります。
・防災ヘリ、ドクターヘリの要請は消防本部から行います。一般市民の方からの要請はできません。