消防本部の庁舎を紹介します
私たちの勤務している消防本部・田辺消防署の庁舎を紹介します。
外観
1階に車庫、2階に事務所・仮眠室、3階に消防指令センター、4階に訓練施設などがあります。地下には、免震ピットがあります。消防防災の要となる施設です。
1階
車庫
タンク車、ポンプ車、化学車、救助工作車、はしご車、重機搬送車、救急車(2台)の合計8台を格納しています。災害の発生現場に一番近い消防署・分署から出動しています。
出動準備室
出動指令が出ると、この出動準備室で火災、救助事案などそれぞれの災害に適した装備を装着して出動します。長靴などは出したままに見えますが、迅速に装着して出動しなければならないため、隊員それぞれが工夫して配置しています。
救急出動準備室
救急出動するときは、この救急出動準備室でガウンやマスクなどの感染防御衣を着装して出動します。ここでも隊員は1秒でも早く出動するため、配置の工夫をしています。
2階
事務所(消防本部)
この事務所は、消防総務課、予防課が使用している事務所です。本部の仕事はデスクワークが多いと思われがちですが…日中は、検査などで外出していることも多いです。
事務所(田辺消防署)
この事務所は、田辺消防署に勤務する職員が使用しています。机の指定はなく、その日勤務する職員が交替で使用しています。袖机も移動式を採用しています。
仮眠室・浴室
隔日勤務をしている職員が使用する仮眠室・浴室です。仮眠室は個室になっています。夜中でも出動するため、出動指令が出れば電気が付くようになっています。
待機室
この待機室で食事をしたり、休憩をしたりしています。庁舎の中で一番落ち着ける空間になっています。
引揚訓練場
低所からの救出訓練や高所からの救出訓練などで使用します。庁舎の一部にこの引揚訓練場を併設しているところが特徴的です。
3階
消防指令センター
田辺市西牟婁地区消防指令センターとして、田辺市、上富田町、白浜町及びすさみ町からの119番通報を一括して受信しています。前面の大きな画面で災害場所を特定し、出動指令を出します。
トレーニング室
消防士には体力錬成も欠かせません。トレーニング機器を使用してトレーニングを行うこともできます。
4階
ロープ渡過訓練場
ここは、4階(屋上)に併設している訓練施設です。両側に訓練棟があり、訓練棟の間にロープを渡し、片側にいる要救助者を救出する訓練などで使用します。見晴らしは、格別です。ここからの風景写真は「庁舎周辺の景色」をご覧ください。
屋外
街区訓練施設(可動式)
2階建ての建物が2棟、3階建て建物が1棟の模擬家屋があります。建物の構造や用途に応じた消防訓練を行うことのできる施設です。
庁舎周辺の景色
4階のロープ渡過訓練場から周辺を撮影しました。田辺市は、海と川、山に囲まれた風光明媚な土地です。地域ごとに趣の異なる魅力的な場所がたくさんあります。