目指せ!全国消防救助技術大会!2023
全国消防救助技術大会に向け、本部選考会が行われました!
「全国消防救助技術大会」が開催されます。
この大会は、全国から選抜された救助隊員が安全、確実、迅速な救助技術を種目ごとに競うもので、田辺市消防本部でも、全国消防救助技術大会への出場を目指して本格的な訓練を開始しています。
各隊員は、水平に転調されたロープを渡ったり、垂直はしご15メートル駆け上るといった、ひとりひとりが基本的な技能を錬磨する「基礎訓練」や、煙の中にいる要救助者を救出するなど隊員個人の技能とともに隊員間の連携を錬磨する「連携訓練」を行っています。これらの訓練を通して、消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術、スピードを錬磨し、災害現場で少しでも早く要救助者を救うため、1秒へのこだわりをもって日々訓練をしています。
本部選考会が開催され、選ばれた10人の隊員が和歌山県大会に出場します!
第51回和歌山県消防救助技術大会で上位成績を勝ち取るために、各隊員の訓練の成果を確認して、出動隊員の選考を行いました。
令和5年度は、3種目、10人の隊員の和歌山県大会出場が決定しました。
種目紹介
はしご登はん
自己確保の命綱を結索した後、垂直に固定されたはしごを15m登はんします。災害建物への進入など、消防活動には欠かせない訓練です。
ロープブリッジ渡過
水平に張られた渡過ロープ20m(往復40m)を往路はセーラー渡過、復路はモンキー渡過で渡ります。ロープ渡過の基本的な訓練です。
ロープ応用登はん
登はん者と補助者が2人で協力し、器材を使わずに塔上から垂らされたロープを15m登はんする訓練です。足をロープに固定させながら登るので、迅速に登はんすることができます。
ほふく救出
3人1組(要救助者を含む)で、1人が空気呼吸器を着装して長さ8mの煙道内を検索し、要救助者を屋外へに救出した後、2人で安全地点まで搬送します。
ロープブリッジ救出
4人1組(要救助者を含む)で2人が水平に張られた渡過ロープ(20m)により対面する塔上へ進入し、要救助者を救出ロープに吊り下げてけん引して救出した後、脱出します。建物や河川の中州などに取り残された要救助者を隣の建物や対岸などから進入して救出することを想定した訓練です。