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田辺市の地域産品 林産物

花木

榊(さかき)【榊(サカキ)】
 ツバキ科の常緑小高木で、古くから神事に用いられていますが、これは、中部以西の地域の習慣で、関東以北の地域では、主にヒサカキが用いられています。
 中国からの輸入などにより生産規模が減少していますが、和歌山県は国産品の半分以上を占める日本一の産地となっています。その中でも田辺市の山村地域が主な産地となっています。
 
【ヒサカキ(ビシャコ)】
 ツバキ科の常緑小高木で、本州暖温帯で広く見られます。
西日本では仏前に供え、関東以北の地域では、榊の代用として神事に用いられています。
 
【樒(シキミ)】
 シキミ科の常緑小高木で、県内各地に自生しており、仏花として用いられています。 
 特有の芳香があり、「香の花」(このはな、こうのはな)とも呼ばれています。樒全体が有毒で、特に実には猛毒がふくまれています。
 和歌山県内では田辺市が主な産地となっています。

紀州備長炭

窯出し風景と灰の中から取り出した備長炭 紀州備長炭は、ウバメガシを原木とした白炭で、和歌山県の紀南地方を中心に備長窯で製炭されています。
 世界でも例のない硬さと重さを持ち、安定した火力を長時間持続できる、最高級の白炭です。
 製炭技術は江戸時代に完成されたと言われており、現在もほとんど変わらない方法で製炭されています。
 備長炭の云われは、江戸時代に紀州田辺藩の炭問屋であった備中屋長左衛門の備中屋の“備”と長左衛門の“長”の文字を採って“備長炭”と名づけられたそうです。
 
紀州備長炭の特徴
【製炭方法】
 炭化の終わり頃に窯の口を開け、窯内に一気に空気を送り込みます。すると窯内の炭材や揮発成分に火がつき、窯内は1000℃を超える温度となります。これにより炭素以外の不純物はほぼ全て焼き尽くされ、炭化が進みます。これを「ねらし」といいます。頃合いをみて炭を窯外に引っ張り出し、素早く「素灰」とよばれる灰と砂の混じったものをかぶせ空気を遮断して消火します。
 この素灰が炭の表面につき灰白色の炭になるため、白炭と呼ばれます。
【炭質】
 炭素が95%でダイヤモンドに近いので、非常に硬く、たたくと金属音がします。また一般に硬度15度以上の炭を備長炭といいます。
 
紀州備長炭記念公園

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最終更新日:20151013