温泉 -田辺市の観光-
日本三美人の湯 龍神温泉
高野山の南に位置する龍神温泉の泉質は重曹泉(ナトリウム炭酸水素塩泉)で無色透明であり、ラジュームの放出量が豊富でその量は日本一ともいわれています。そのため、肌を美しくする美人の湯として名高く、いつからか群馬県の「川中温泉」、島根県の「湯の川温泉」に並び「日本三美人の湯」として知られるようになりました。
熊野本宮温泉郷
熊野本宮温泉郷には旅心を満たしてくれる、表情豊かな温泉が点在しています。とりわけ1800年もの昔に発見されたという湯の峰温泉は、日本最古の温泉として、また小栗判官と照手姫のせつなくも心温まる伝説が残るロマンの湯として知られます。車塚や力石など判官ゆかりの史跡、湯峯王子など温泉にまつわる見どころにも足を運んでみたいものです。
湯の峰温泉
湯の谷川の河原にある源泉から湧き上る湯けむりが温泉街を包んでいます。川の両脇に並ぶ湯宿にも、歴史を重ねた風格が感じられます。その昔には熊野詣の湯垢離場だった場で、今も熊野本宮大社の例大祭は湯の峰温泉での湯登神事から始まります。肌が滑らかになる泉温92℃の名湯ですが、なかでも、名高いのは営業する公衆浴場としては世界で唯一世界遺産に登録されている「つぼ湯」です。小栗判官蘇生の湯として知られ、日に七回色を変えることもあるという不思議な湯は、熊野の癒しそのもののようです。
川湯温泉
大塔川の河原を掘ると73℃の湯が湧く、全国でも珍しい温泉です。夏には川遊びをしながら、スコップ片手にオリジナル露天風呂をつくる風景を良く見かけます。また、冬には河原をせき止めてつくられた「仙人風呂」でも有名です。千人は入れるという広大な露天風呂は野趣満点で、冬の川湯の風物詩となっています。
川湯温泉(仙人風呂)
「仙人風呂」は大塔川をせきとめた野趣あふれる大露天風呂で、大きさは幅約40m、奥行き約15m、深さ約60cmで、「仙人」の名前の通り「1,000人」は十分入れる巨大な温泉です。
川底から湧いている73度の源泉に、大塔川の清流を引き入れて40度前後に調整しており、周囲はよしず張りの囲いだけ、青空・星空を見上げながら入る開放感が好評です。
12月から2月末日までの冬季限定で、天候や川・水温の状態により、入浴が禁止される場合がございますので、ご注意ください。
富里温泉 乙女の湯 ※休館中※
深山幽谷「半作嶺」の麓、1,300mの地下深く太古の眠りから醒めた温泉です。半作嶺は女性が横になっているかのように見えるため「乙女の寝顔」とよばれ、これにちなんで「乙女の湯」と名づけられました。
泉質はナトリウムイオンを多量に含んでいるため、湯冷めしにくく、乙女のような玉の肌になり、いつまでもぽかぽかし療養温泉としても有名です。
近露温泉
近露温泉は、歴史の道・熊野古道の雰囲気を存分に味わえる山里に湧く温泉です。熊野古道「近露王子」のすぐ近くにある箸折茶屋には足湯「禊の湯」があり、11時から16時まで無料でご利用いただくことができます。
天神温泉
ナショナルトラスト運動発祥の地である、「天神崎」に湧く温泉です。