「たなべ未来レター」のエピソードをご紹介します
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10年後の自分や大切な方に宛てて手紙を書いてみませんか。
平成27年(2015年)に、合併10周年記念事業の一つとして「たなべ未来レター~10年後に伝えたいメッセージ~」を募集し、ご応募いただいた763通のお手紙を市長室にて大切にお預かりしておりましたが、20周年を迎える令和7年(2025年)、10年の時を越えて「たなべ未来レター」をお届けしました。
皆様に「たなべ未来レター」に関するエピソードを募集したところ、たくさんの心あたたまるエピソードをお寄せいただきました。
以下のとおりご紹介しますので、ぜひご一読ください。
※年齢は、エピソード送付時の年齢です。
Episode 1
10年前に、職場の先輩から教えていただき、10年後の家族に対して、手紙を書きました。
新聞を読んで、いつ届くのだろうと思っていた矢先に手紙が届いた時には、びっくりしました。家族もびっくりしていましたが、とても喜んでくれました。
特に3歳と1歳だった娘たちが、今は13歳と11歳になっており、手紙の内容も分かる年齢になっていて、この10年間でこんなにも成長したのだと思えてとても嬉しかったです。
こんな素敵な企画を考えていただき、本当にありがとうございました!またこんな企画があれば、ぜひ参加させていただきたいと思います。この度はお世話になりありがとうございました。
40歳代
Episode 2
私は今年で成人するものです。今回は私の亡くなった母から私宛に手紙が届きました。
この企画に参加していたことも知らなかった為、届いたときは本当にびっくりして、頭の中ははてなだらけでした。その分とても嬉しかったです。
久しぶりに見る母の字でそれだけで涙が溢れてきました。
手紙の内容は10年前の私の性格やなりたい職業について書かれていました。
「しっかり者で自慢の娘」「どんな職業に就いても○○(名前)なら大丈夫」「これからも楽しい思い出作っていこうね」今の私にとって胸に刺さるような言葉ばかりで読んでる間は涙で手紙を濡らさないよう気をつけることに必死になりながら読みました。
母からの手紙はこれで最後になってしまいましたが、これから母に会いたくなったときにはこの手紙を読み返そうと思います。
20歳代
Episode 3
手紙を書いたのが小学2年生だったので、書いた時の記憶が全くなく自分自身にどんな内容を書いたのか読むのが楽しみでワクワクしながら開封しました。3文しか書いてなかったですが、これもいい思い出だなと感じました!!
母、父からの手紙も受け取り、変わらない愛情を注いでくれているのにすごく感動したのと同時に感謝の気持ちでいっぱいになりました。今ではもう高校3年生、大学受験をひかえています。この手紙を宝物にしてこれから頑張ろうと思いました。
このような機会がなかったら10年も前のことを思い出すようなことはなかったです。このイベントに参加して良かったです!
10歳代
Episode 4
当然自分が書いた手紙の内容は覚えておらず。当時の家族の様子が詳しく書かれていて、新鮮な気持ちで楽しく読みました。10年前に思い描いていた今になれているのかなぁと思いながら、最後のほうになると自分への手紙に少しうるっときてしまいました。これも10歳、年をとった証拠でしょうか笑
ちなみに当時9歳だった娘と一緒に手紙を出しましたが、それもなかなか個性的で、いい意味で中身がなく子どもらしい手紙で家族で笑い合いました!
そして娘は、10年前全くもって思い描いていなかったであろう看護師になる勉強を頑張っています。
この短いようで長い10年が愛おしく思えてきて、いい機会をいただきました!
また10年後に手紙を書く機会があれば、書いてみたいなと思いました。
40歳代
Episode 5
受け取った未来レターには、『幸せな気持ちでいますように!』 『家族みんな元気でいてくれますように!』との言葉がありました。10年後の今は、その言葉通り家族みんな元気で、私も好きな仕事や趣味を続けられていて、趣味を通しての友達も増え、充実した毎日を過ごせている事が幸せで感謝の気持ちと、『この10年、大変なコロナ禍も乗り越えて良く頑張ったなぁ お疲れさまやね』と自分を労って褒めてやりたいと思いました。今年、結婚40周年を迎えた私達夫婦は、10年後は果たしてどうなっているでしょう?子ども達は?
色々な不安や心配はあるけれど、未来は明るいと信じて、人生の幕が降りるまでは自分らしく、ケセラセラの気持ちで一日一日を大切に過ごしていこうと思っています。
そして、もしまた10年後への未来レターを書くとしたら、やっぱり『幸せな気持ちでいますように!』『家族みんな元気でいてくれますように!』と書き送ります。
(手紙を書くことが好きなので、この機会を頂きありがとうございました。)
60歳代
Episode 6
娘から、未来レターをいただきました。
自分が元気に生きている間にいただいて、思いがけず、とても嬉しかったです。
これからも元気で生活していけたら何よりの幸せです。
素敵な企画をありがとうございました。まなご市長さんのおかげです。ありがとうございました。
70歳代
Episode 7
10年前に手紙を書いたことも忘れてしまっていたので家に届いた時本当に驚きましたが、手紙を読んでみると高校の頃の記憶やその頃の自分が何に悩んでいたのか一気に蘇ってきました。過去の自分と対面しているような不思議な気持ちになりました。
とても嬉しくて何回も読み返してしまいました。こんなに素敵なサプライズをして頂き本当にありがとうございます。
20歳代
Episode 8
小さい頃から家族に大切にしてもらっていたんだなと、とても実感しました。
これからは私も家族を大切にしたいと思いました。この家族に生まれてこれてとても良かったなと思います。感謝でいっぱいです。
この企画をしてくださりありがとうございました。
10歳代
Episode 9
先日未来レターが届きました
10年前に親友とお互い出し合おうと書いたものでした
宛先の文字を見て嬉しくなり、手紙を読んでまた嬉しくなり、10年前に書いてくれたものだと思うととても感動して泣けてきました
私は10年前は二重顎を気にしていたらしいです
10年後の今はもっと気にしています
親友に書いた内容はほとんど覚えてないですが、10年後もお互い元気でいられたら嬉しいなと思ったことだけは覚えています
10年の間に私達は40代から50代になり、子供の結婚や親が亡くなったりと色んなことがあったなぁと手紙が届いて改めて思い返しました
10年前に親友だった人は今は大親友になっています
未来レター素晴らしい企画だったと思います!
ありがとうございました
50歳代
Episode 10
10年前、自分と娘宛の未来レターを書きました。当時はいろんな思いがあって書いたのだと思いますが、受け取った時は何を書いたのか覚えている訳もなく…。いざ開封して読んでみると、あ!そうだった!!こんな思いで書いたんだった!と思い出しました笑
娘への手紙には10年後どんな女の子に育っているのか、その時は想像もできなかった10年後でしたが、まさに今その10年後にいると思うととても不思議な気持ちになりました。
幼稚園児だった娘が高校生になり、当時の私の精一杯の思いを読んで感動してくれました。未来レターを書いてよかったです!
今はあの時と同じように10年後を想像することはできませんが、また必ず訪れるであろう10年後のために手紙を残したいと思います。
40歳代
Episode 11
私は三姉妹の長女です。たなべ未来レターは1番したの三女から私と次女に届きました。10年前の私達と子供達の状況が書いてありました。それぞれが新しい節目を迎えていた10年まえの記憶がすーっとよみがえりました(すっかり忘れてました)。懐かしさを感じるとともに、子供達の10年間の無事と成長は、何にも変え難い幸せな事だと感じ、それぞれ10年よくがんばったなとも思いました。うれしい話。
次に、妹が思ってる10年後の私達の希望が書いてありました。おとうちゃん、元気かな?みんなの愛犬も元気かな?とにかくみんな元気やったらいいのになー。と、みんなの健康への願いがかいてました。最後は「三姉妹で、旅行とか行ってたらいいな、これからもよろしくね」で手紙は終わってました。
数年後、三女は突然、命を落としかねない病気になりました。そんな事がおこるなんて、想像してなかったはずです。凄腕の循環器外科医の手術を受けることができ命を救っていただきました。元気を取り戻すまでに時間はかかりましたが、今では普通の生活を送れててます。次女も大きなショックを受け体調をくずしました。あの当時は本当に大変でした。
こんなエピソードがあった私達は、あの時もし三女がいなくなってたら‥…、当たり前ではない三女が元気にいることに感謝しつつ、いてるからいいけど、いなかったら「この手紙はシャレにならんなぁ!!」と。大泣き笑いしながら楽しいひと時を過ごしました。三姉妹で旅行にも出かけてます、妹達に感謝です。
「たなべ未来レター」は、10年間の、子供達の成長、みんなのがんばり、なんとなく過ぎている生活が幸せだったことを改めて感じられる機会になりました。
これからの先も感謝のきもちをわすれずに大切に過ごしていけそうな気がします。
楽しい企画ありがとうございました。
50歳代
Episode 12
突然届いた、懐かしい人からの手紙。研修で意気投合した様々な県の仲間達。1年に1度会おうと約束し、本当に、食事をしてワイワイと話をするだけのK会。交通費や宿泊費のことも考えず、仲間の県に集い、1年に一度会えるのが楽しみでした。それぞれ、多忙となり、またいろんな事情も重なり、消滅してしまいましたが、どこか繋がっていて、また会いたいと思う仲間たちです。
10年前に私たちのことを想いながらしたためてくれた手紙に感動しました。和歌山で開催できなかったのが残念でしたが、時々、みんな何してるかなぁと思い出していました。いつまでも、かけがえのない仲間!何年たっていても、笑いながら、愚痴りながら、前に向いて歩いて行ける貴重な時間を共有できる”あなた”。お互い歳をとりましたが、またいつか・・集いあえるようにと願います。「未来レター」という素敵な企画を考えていただいた田辺市にも感謝です。ありがとうございました。
70歳代
Episode 13
今回、主人に送りました。書いた内容が10年後を予測した内容だったので二人で驚きました。もう一人は、5月に20歳になる姪っ子におくり、誕生日の頃に届いたので大変喜んでいたのと同時に 不思議がっていました。今回の企画大変良かったです。10年前にこの手紙を書く時、何をかいたらいいのかわからなかったけれど10年前のとがわかることを書いたり、新聞記事を切抜で入れてもよかったかな?
このたなべ未来レターが自宅に届き、この先の10年後は自分がどうなっているのか考えてみました。
今回、たなべ未来レターを母に書くことはなかったのですが10年前にきっと10年後亡くなっていると思っていたんだな。昨年亡くなっているので予測どうり。
60歳代
Episode 14
全然違う未来になっていて、理想と現実は違うな、と思いました笑
20歳代
Episode 15
私がお母さんのお腹にいる頃に、お母さんが書いてくれていた手紙で、読んだ時は、すごくびっくりしたけど嬉しかったです。
私の名前の由来も書いてあって、一生懸命考えてくれたんだなと思いました。
母より
初めての子供を妊娠中で、まだ見ぬ娘のことを想像して手紙を書きました。10年前、まだお母さんになる前の自分から、10年後、3人の子供の母になった自分への手紙でもあるようで、読むとあの頃の思いや、この10年間のいろんな出来事が一気に思い出されて、読みながら泣いてしまいました。お母さんになってから、自分の自由な時間が全然なくなって、毎日すごいしんどいって思ってたけど、3人の子どもたちに出会えたことは、すごい幸せだなぁと、日々のささやかな幸せを再認識できる機会になりました。素敵な企画をありがとうございました😊
9歳
Episode 16
10年前、子どもたちの10年後はどうなっているのだろう、将来どう変わっているのだろうと、親として不安でもあり、希望でもある中、いろいろと思い馳せながら、父親としての想いや願いを手紙に綴り、ポストに入れた記憶がございます。その時同じように、自分も10年後に手紙が届いたら嬉しいだろうなと短絡的に思い、両親に対し息子のこと何か書いてよと何気なく言ったような思いがあります。今年5月のある日、郵便受けに、束になって、たなべ未来レターが届けられました。封筒の一つひとつ、宛名をめくっていくと、なんとそこには、父親、母親がそれぞれ私宛てに書いた封筒がありました。それを見た瞬間、なぜか涙がこぼれてきました。現在、父が96歳、母は86歳で健在ですが、10年前とはまったく違い、認知症になり、私の名前もわからなくなっています。この手紙には、親が子に思う明確なメッセージが綴られています。永遠の私の大切な宝物です。
60歳代
Episode 17
ちょうど10年前、私は1年前に20歳で逝ってしまった娘のことを毎日思い、失意のどん底にいた。10年後の自分の未来も描けないほど、つらい気持ちだった。それでも、毎朝同じ時間に起きて仕事に行き、次女と夫のためにご飯の支度をし、次の日の仕事のために眠っていた。
私がこの未来レターに応募したきっかけは、10年後も娘を失った悲しみは同じなのか、悲しみの度合いは10年後どうなるのか知りたかったからだ。そして、もう一つ、もし私が10年以内に娘のところへ逝ってしまったなら、今、悲しみの中でも、夫と、娘のおかげで毎日を暮らせていること、その感謝の気持ちを伝えなければと思ったからだ。
私は10年前、学校に勤めていた。私は、学校ではいつも明るく元気な担任だったので、生徒には、10年後の自分に手紙を出せるチャンスがあるなんて、めったにない素晴らしいチャンスだと伝え、この取り組みを積極的に進めた。そして、確かクラス、学年で取り組み、私がその当時、扇が浜の前にあった旧市役所へまとめて持って行った。私が今思うことは、その当時の生徒が、大人になって自分宛の手紙を受け取ってどう思っているのか、どこかで出会ったら聞いてみたいということだ。そして、もしその生徒たちに同窓会に呼んでもらえたら、あの当時、学校にいる間は、自分の悲しみを一瞬忘れて仕事に没頭できたのは、心優しい生徒たちのおかげだったと、大人になった生徒たちに伝えたいと思っている。そして、10年後の悲しみの度合いについては、減ったとも、薄れてきたとも言えない。やはり泣く日もあるし、この手紙が手元に来てからはむしろ泣く日は増えた。けれど、この十年の間に、悲しみの乗り越え方はいくつか学んだ。そして、教師になりたいと言っていた娘に恥じない教師であろうとしたこの10年は、自分の教師としての生き方にきっと深みを増したと思う。
私は、このような素晴らしい機会を作ってくれた真砂市長をはじめ、10年間大切に管理し無事に自宅に届けてくれたこのプロジェクトに関係した全ての方々に本当に感謝している。
60歳代
Episode 18
十年ひとむかしと言われますが、あっという間の時の流れでした。未来レターのおかげで孫達の未来を想像したこと、しあわせでした。
小学生だった男児は、大学生になり、高校生になった孫は進路をきめる時になりました。幼稚園だった孫娘に未来レターの感想を聞くと「おばあちゃんいっしょだったなぁ」とうれしい返事がかえってきました。世の中どんなに変ろうと、人間の営みは同じ。
これからも夢を見たいと思います。
これを企画して下さった方々に御礼申し上げます。
80歳代
Episode 19
暑中お見舞い申し上げます。
「たなべ未来レター」、10年間、保管、ありがとうございました。
私は、大病をして、10年先はどうなってるだろうと思い…。
おかげ様で、生かされて、自分で自分宛の手紙を読むことができました。
感謝です。あと、どれぐらい、生かせて頂くかわかりませんが、ゴールがくる迄頑張りたいものです。
ありがとうございました。
70歳代
Episode 20
10年間、大切にお預かりいただきまして、有がとうございました。
「たなべ未来レター」が、手元に届きました時は感動でした。
当時、私は家で母の介護をしておりまして、母に長生きしてもらうため、今の自分を、そのためだけに使おう、と過ごす覚悟が綴られておりました。
その後、3年以上、病院で寝泊まりして、変わりゆく姿までの時を、うれしそうに過ごした母の笑顔を想い出すと、少しは親孝行できたかなーと。
母は、95才で旅立ちましたが、「親子であったよろこびを抱いて天界に旅立ったのよ」と知人が言葉をかけてくれました。
「(私の名前)一緒に過ごして幸せでしたよ。しっかり頑張って歩いて行きなさい。10年後お母ちゃんは100才よ。有がとうね。」
90才の母からのメッセージです。私の前にはいつも満面の笑みの母と、サプライズで届いたこの手紙があります。
だから、私の選べる道は、前を向いて歩くのみ!です。(笑)
大切にお預かりいただきまして感謝申し上げます。
70歳代