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序.土地分類調査(細部調査)の概要

(1)土地分類調査(細部調査)の目的と構成

土地分類調査(細部調査)は、国土調査法に基づいて行う調査の一つで、一定区域ごとの土地の細部を明らかにするために、土地利用の現況、地形・表層地質・土壌などの土地条件、災害履歴や良好な自然環境などの土地保全及び土地の生産力の状況を調査し、その結果を基に診断調査を行って、土地利用の適性、自然環境保全及び防災等の面で留意すべき事項を検討するために行うものです。

土地分類調査(細部調査)の構成

土地分類調査(細部調査)の構成

(2)田辺市の概要と土地分類調査(細部調査)のねらい

田辺市は、和歌山県のほぼ中央、黒潮洗う太平洋に面した位置にあり、面積は136.42平方キロメートルで、和歌山市の中心部より直線距離で約60km、大阪の都心部より約100kmの所に位置しています。
本市は、古くから紀南地方の中心として栄えてきた都市で、政治、経済、文化、教育、産業等の都市機能が集積する県下第二の都市です。
地形的には、市街地を含む平坦部、みかんなどの樹園地が多く分布する丘陵部、梅の樹園地や林野の多く分布する山地部に分けることができます。海岸線は、太平洋に面して深い入り江を有し、田辺湾に散在する大小の島々と一体となって美しい景観を形成しています。気候は、南海気候区に属し、黒潮の影響を受けて年間を通じて温暖で降水量も多く、農業には恵まれた条件を有しています。
産業は、梅やみかんを中心とした果樹農業が盛んで、工業は製材業、食品加工業及びボタン加工業が大半を占め、工業の集積は少ないですが、周辺町村の商業の中心地として栄えてきました。
近年、南紀白浜空港のジェット化や近畿自動車道の南伸等による交通体系整備プロジェクトが進められ、本市を中心とする田辺圏域は、総合観光リゾート地域として発展が期待されます。
一方、防災面では、古くから地震による津波の被害や大雨による河川の氾濫などの履歴があり、災害を受けやすい自然条件を有していることから、阪神淡路大震災の教訓も活かしながら、より安全な市民生活を維持していくことが求められています。

本調査は、このような本市の状況を踏まえ、行政や市民の皆様において、限られた土地の有効利用や安全なまちづくりを行う上で、土地や自然条件に関する科学的な情報を整備(揃え、整え、使えるようにすること)し、また、その情報を分析して各種の土地利用を行う際の指針や留意点をまとめ、より詳細な調査や計画を行う上での参考資料として使っていただくために行ったものです。
(成果品については、「3.調査成果・調書一覧表」をご覧ください。)

1.現況調査の結果概要

 
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最終更新日:20151027