熊野古道なかへち美術館は、現在国際的に活躍する建築家ユニット「妹島和世+西沢立衛/SANAA」が最初に手がけた美術館です。美術作品を新しい空間で見せ、アートを通じた交流の場を生み出す、という構想のもと設計され、1998年に旧中辺路町立美術館として開館しました。
2005年から市町村の合併により、田辺市立美術館の分館として新たなスタートをきっています。
当館では次の2つを軸に、小さくても魅力のある美術館をめざします。
日本画家の野長瀬晩花、南画家の渡瀬凌雲の二人を中心とした地元ゆかりの画家と、その周辺の作品や資料を収集、展示します。
熊野古道を大きくとらえ、この地にふさわしい企画や展示をしていきます。
熊野古道なかへち美術館
展覧会のごあんない
熊野古道なかへち美術館開館25周年記念特別展
野長瀬晩花と国画創作協会の画家たち
野長瀬晩花(本名・弘男)は、1889(明治22)年に現在の田辺市中辺路町に生まれた画家です。
熊野古道なかへち美術館(田辺市立美術館分館)は、開館当初から晩花の作品の収集や展覧会の開催を通じて顕彰を重ねてきました。今年開館から25周年を迎えるにあたって、改めてその芸術を振り返る機会をもちたいと思います。また、晩花が創立に参画し、大正期の日本画に新風を吹き込んだ美術団体「国画創作協会」に関係した画家たちの作品も同時に展観して、近代における日本画表現の革新の動向についても紹介します。
開催期間:2023年10月7日(土)~12月3日(日)
休 館 日 :毎週月曜日(10月9日は開館)・10月10日(火)・11月24日(金)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観 覧 料 :400円(学生及び18歳未満の方は無料)
お知らせ
田辺市立美術館ホームページ内にミュージアムショップを開設いたしました。 絵はがきやアートファイルなどのミュージアムグッズもご紹介しています。
また過去の展覧会図録や広報紙なども田辺市立美術館ホームページ内の刊行物に掲載しています。 ご覧ください。
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新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行に伴うお知らせ
新型コロナウイルスの感染法上の位置付けが、令和5年5月8日から5類感染症に変更されたことから、今後の感染対策は、個人や事業者の判断に委ねられることになりました。
今後の感染対策については、新型コロナの特徴を踏まえ、基本的な感染対策や衛生管理に努めてまいりますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
1.発熱等の体調不良の場合はご来館を極力控えてください。
2.館内でのマスク着脱は利用者ご自身の判断でお願いします。
3.館内での咳エチケットや手洗いの励行を推奨します。
4.受付前に手指消毒用アルコールを設置しています。
5.机やイスなど多くの方が手を触れる箇所は消毒・清掃を適宜行います。