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救急医療情報キット

救急医療情報キットとは

 あらかじめ、救急医療情報シート(以下:シート)に自分や家族の基本情報、緊急時の連絡先、かかりつけ医、服用中の薬などの情報を記入し、冷蔵庫に保管しておくのもです。なぜ、冷蔵庫なのかといえば、ほとんどの家庭にあり、台所にあることが多いため場所の特定がしやすく、また、丈夫で水に浮きやすいので、水害時に浸水しにくいことや、震災時に家屋が被災しても比較的残存していることが多く、救急医療情報キット(以下:キット)から情報を取り出しやすいということが考えられるからです。せっかくのキットを有効に活用するために、冷蔵庫や玄関内側等に保管場所を示す表示用シールを貼付しておきます。そうすれば、駆け付けた救急隊員が、キットを確認して医療機関に届け、早期の治療開始が可能になります。
 このキットを活用していただきたいのは、高齢者だけではありません。年齢にかかわらず、健康に何かしらの不安を抱えている方や、家族と同居している方が、自宅で一人で過ごすときなどにもおすすめします。
 もしもに備えて作成しておくことで、安心して生活することができます。また、コピーして持ち歩けば、外出時にも利用が可能です。
 キットは、基本的に皆さんにそれぞれで作成していただきます。田辺市消防本部では、できるだけ多くの方に作成していただくことで、救急時の速やかで、適切な医療活動を促進し、安心して生活できる環境をつくっていきたいと考えています。

どんなことに利用するの?

意識がない、気が動転した等

 シートに書いている情報と同じとは限りませんが、症状をうまく伝えられない又はどう伝えてよいのか分からないときでも、キットがあれば詳しい説明の必要がなく、救急隊員に素早く情報を伝えることができます。

両親が不在のときに子供が倒れた等

 子どもだけが家にいて急病になった場合でも、救急車を呼ぶことができれば、救急隊員がシートで緊急時の連絡先を確認し、対応することができます。そのほか、一人暮らしの方が家の中で倒れているところを知人により発見され、救急車を呼んでもらうことができたが、その後意識を無くした、などの場合でも同様に対応ができます。

医療機関に伝えるとき

 新しい医療機関に受診する場合などで、これまでの病歴や今飲んでいる薬について質問されたとき、このシートを作成しておけば、確認して伝えることができます。
 また、救急搬送されたとき、救急隊員が事前に情報を届けるため、医療機関の早期の対応が可能になります。

外出時に気分が悪くなって倒れたとき

 シートをコピーして、いつも持ち歩いているかばんに入れておけば、万が一、外出先で倒れても、救急隊員に素早く情報提供ができます。

災害時の対応に

 災害時は、かかりつけ医が被災している可能性もありますし、カルテが流されている場合も想定されます。キットを避難所へ持参することで服用薬や持病、過去の病気等、かかりつけ医でなくても情報が分かり、早期の治療が可能になります。

※ご留意ください
・シートは、救急隊員や医療機関に正確に伝える必要があるため、内容に変更があれば書き変えるようにしてください。
・情報記載等については原則として本人が行いますが、困難な場合は田辺市消防本部へご相談ください。また、情報に変更がある場合も同様です。
・自宅内に表示用シールが貼られている場合、救急隊員は本人や同居人等の同意を得ないで冷蔵庫を開け、キットを取り出すことがあります。
・キットは、救急隊員が必要と判断した場合に利用されますので、キットが準備されていても、救急活動の内容によっては利用されないこともあります。また、搬送先の医療機関は、本人の状態によって決まるため、キットに記載した医療機関とは異なる所に搬送される場合もあります。

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最終更新日:20161117