人権コラム「やさしさひろがる 人権の”わ”」
田辺市では、令和3年4月1日「田辺市人権尊重のまちづくり条例」を施行しました。この条例は、市民の皆さんと行政が一体となり、「一人ひとりが大切にされ、幸せを実感できるまち」を目指すことを目的にしています。
身近な人権について、皆さんにお伝えするため、令和3年6月から広報たなべにて不定期で人権コラムを掲載しております。
令和7年8月号 知らないことを知ろう (第16回)
現在開催中の大阪・関西万博には、世界158 の国と地域が参加しており、世界中からたくさんの人が訪れています。万博は、日本に住んでいるだけでは知ることのできない、様々な言語・文化などを体験できる貴重な機会です。この「知らないことを知る」ことは、人権を考える上でとても大事なキーワードです。
例えば、他人のうわさや外見で、いい印象を持っていない人でも、実際に話をしてみると、印象が変わったという経験はありませんか? 「知らない」は「無関心」と言え、無関心だと正しく知ることが難しくなり、やがて思い込みや差別につながることもあります。
正しく「知る」ことは、相手を理解し人権を尊重する第一歩となります。 世界には多くの人が住んでいて、歴史や文化、言語はそれぞれ違います。
自分とは違うからと無関心になるのではなく、お互いの理解のために、まずは「知らないことを知る」ことから始めてみませんか。
一人ひとりが大切にされ、幸せを実感できるまち 田辺市をめざして
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