農業後継者等の育成

　近年、急激に変化している農業をとりまく環境に対応し、乗り越え、振興発展を期すためには、農家自らが学習し、活動を活性化することが必要であります。それに加えて、農業後継者の育成や女性層の積極的な参加も欠くことのできないものであります。これらの対策活動を、計画的に継続性をもって長期に実施するため『基金』が創設され、その運用益によって事業を実施しています。

経緯

　対策活動については、計画的に継続性をもって長期に実施されなければその効果はあがるものではないため、経常収支の状況によりその実施が左右されることのない『教育基金』を創設のために、紀南農業協同組合より、平成2年11月28日、5,000万円が寄付され、同年、田辺市において「田辺市農業教育振興基金」ができました。その後、平成4年度に田辺市が基金に2,000万円積み立て、平成10年3月31日熊代修三氏、平成11年5月20日に村上猛氏から寄付がありました。
　現在、「田辺市農業教育振興基金」は平成17年5月1日の市町村合併に伴い、「田辺市地域振興基金」に統合されています。

事業内容

　平成3年度より、基金の運用益で海外研修、農業セミナーや小中学校用教育教材の支援などを実施しています。