有害鳥獣に関すること
有害鳥獣の捕獲について
野生鳥獣は、「鳥獣の保護及び管理並び狩猟の適正化に関する法律」により、狩猟期間の狩猟対象鳥獣を捕獲する場合を除き、原則として捕獲は禁止されています。しかし、野生鳥獣による農林水産物被害、生活環境の悪化又は人身への危害等の被害があり、被害防除の実施又は追い払い等によっても被害等が防止できない場合は許可を受けて捕獲を実施します。
有害鳥獣捕獲の流れ
1)農作物等の被害者から市役所及び各行政局に連絡
2)市担当者等が現場確認(現場の状況を確認、写真撮影等)
3)被害が甚大で防除効果が期待できない場合、被害届提出
(防除対策が可能な場合や被害が軽微なものは、受付けません)
4)被害届を受理、有害捕獲許可申請(市長宛)、被害地区等を考慮し駆除班を編成
5)市長が捕獲許可(捕獲班員に「捕獲従事者証」を交付)
6)捕獲の実施(被害者との連携、必要に応じ周辺住民にも周知)(捕獲した場合は、埋設処理等)
7)捕獲班員は従事期間終了後、従事者証を市に返還
狩猟免許取得支援事業
田辺市では、狩猟免許(わな猟免許、第一種銃猟免許)の取得に必要な試験手数料、講習会費及び銃猟許可を受けるための射撃教習費を対象に支援します。
補助対象者
下記要件をすべて満たす者
- 市内に住所を有する者
- 農業者、又は、免許取得後に有害捕獲に従事する者
申請時期
狩猟免許を取得した方に別途案内を送付します。
狩猟免許取得に係る領収書等の関係書類は、必ずすべて保管してください。紛失した場合は補助対象外となる場合があります。
補助率等
- 講習会費用 10分の10以内
初心者については10,000円、経験者については5,000円を上限とする
- 射撃教習費用 10分の10以内
37,000円を上限とする
- 試験手数料 2分の1以内
申請に必要な書類
- 狩猟免状
- 狩猟者登録証(申請年度のもの)
- 銃所持許可証
- 講習会、教習費、試験手数料の領収書
農作物鳥獣害防止対策事業(防護柵補助事業)
野生鳥獣による農作物等への被害を防止するため、鳥獣害防止施設(防護柵、電気柵等)を設置する農業者及び団体に補助金を交付します。
対象者
田辺市に住所を有する農業者
補助率
補助対象経費:防護柵、防鳥ネットを設置する場合の資材費(労務費は除く)
補助率:2分の1以内
補助対象事業費:3万円〜30万円(補助金額 1万5千円〜15万円)
上限単価:シカ及びイノシシ用 1mあたり900円以内(補助金額450円以内)
サル用 1mあたり2,500円以内(補助金額1250円以内)
防鳥ネット 10a当たり54,000円以内(補助金額27,000円以内)
申込期間
毎年4月に受付を実施します。受付日前の申請、受付は承っておりません。
受付日の詳細は田辺市広報をご確認ください。
申請に必要な書類
田辺市鳥獣被害対策実施隊
これは、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律に基づき、市鳥獣害対策協議会に設置された有害鳥獣被害対策に特化したものです。
要請希望の方は市農業振興課までご連絡ください。
下記のような場合に要請が可能です
- 耕作している畑にサルが来ている
- 防護柵を設置した畑の中でイノシシが暴れている など