「地球温暖化」について(温室効果ガス排出抑制等田辺市実行計画)
「地球温暖化」のメカニズム
現在、地球の平均気温は14℃前後ですが、もし大気中に水蒸気、二酸化炭素、メタンなどの温室効果ガスがなければ、マイナス19℃くらいになります。太陽から地球に降り注ぐ光は、地球の大気を素通りして地面を暖め、その地表から放射される熱を温室効果ガスが吸収し大気を暖めているからです。
近年、産業活動が活発になり、二酸化炭素、メタン、さらにはフロン類などの温室効果ガスが大量に排出されて大気中の濃度が高まり熱の吸収が増えた結果、気温が上昇し始めています。これが地球温暖化です。
「地球温暖化」が与える影響
地球温暖化が与える影響としては、次のようなことが考えられています。
1 海水の熱膨張や氷河が融けて、海面が最大88センチ上昇します。南極の氷が融けるとさらに海面が上昇します。
2 現在絶滅の危機にさらされている生物は、ますます追い詰められ、さらに絶滅に近づきます。
3 マラリアなど熱帯性の感染症の発生範囲が広がります。
4 降雨パターンが大きく変わり、内陸部では乾燥化が進み、熱帯地域では台風、ハリケーン、サイクロンといった
熱帯性の低気圧が猛威を振るい、洪水や高潮などの被害が多くなります。
5 気候の変化に加えて、病害虫の増加で穀物生産が大幅に減少し、世界的に深刻な食糧難を招く恐れがあります。
※地球温暖化については、下記のサイトをご覧ください。
- 全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)
- 地球環境・国際環境協力
(環境省HP内)
市の取組について
本市においては、平成10年10月に公布された「地球温暖化対策の推進に関する法律」(以下「温対法」)に基づき、平成18年度に平成22年度までを計画期間とした第1次実行計画を、さらに平成23年度から平成27年度までを計画期間とした第2次実行計画を策定し、現在では、平成30年度から令和4年度までを計画期間とした第3次実行計画を策定し、計画に基づき、二酸化炭素の排出削減に取り組んでいます。