インフルエンザを予防しましょう
インフルエンザを予防しましょう!!
毎年秋から冬にかけては、インフルエンザの流行シーズンです。インフルエンザは感染力が強く、重症化しやすいので、正しい知識を持って予防しましょう。
インフルエンザと風邪の違いって?
インフルエンザ | 風邪 | |
---|---|---|
・突然の高熱(38~40度) ・頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身痛 ・だるさ、のどの痛み、鼻水、咳等 |
症状 |
・38度前後の微熱 ・くしゃみ、鼻水、鼻づまり ・のどの痛み、咳、たん ・発熱 |
・急激 |
進行 |
・緩やか |
・12月~3月(1月~2月がピーク) | 時期 |
・季節の変わり目 (春・夏・秋・冬それぞれ) |
・短期間に流行する | 広がり方 | ・徐々にゆっくり拡大する |
・気管支炎、肺炎、脳症 | 合併症 |
・なし |
・乳幼児や高齢者の重症化、死亡率高い | 重症度 | ・重症化することはまれ |
*重症化する危険が高い人
1.高齢者
2.乳幼児
3.妊娠中の女性
4.持病のある方
5.ぜんそくのある方
6.慢性呼吸器疾患(COPD)
7.慢性心疾患のある方
8.糖尿病など代謝性疾患のある人など
インフルエンザはどうやって感染するの?
インフルエンザウイルスの感染経路は、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染(せっしょくかんせん)の2つがあります。
▶飛沫感染
感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出
別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染
*主な感染場所:学校や職場、満員電車などの人が多く集まる場所
▶接触感染
感染者がくしゃみや咳で手を押さえる
その手で周りの物に触れて、ウイルスが付く
別の人がその物に触ってウイルスが手に付着
その手で口や鼻を触って粘膜から感染
*主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど
インフルエンザを予防するためには、こうした飛沫感染、接触感染といった感染経路を絶つことが重要です。
インフルエンザから身を守るためには?
1.流行前の予防接種を受けましょう。
インフルエンザワクチンを打つことで、発病の可能性を減らすことができ、また重症化を予防することが期待できます。(※)
※ワクチンを打っていてもインフルエンザにかかる場合があります。
2.咳エチケットを守りましょう。
3.外出先からの帰宅時や食事前の手洗い・うがいをしましょう。
4.適度な湿度を保ちましょう。
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。加湿器等を使用して、適切な湿度(50%~60%)を保つことも効果的です。
5.十分な休養とバランスのとれた食事をとりましょう。
6.人ごみや繁華街への外出を控えましょう。
咳エチケットとは?
1.咳・くしゃみをする際はティッシュなどで口と鼻を押さえる。
2.咳・くしゃみの際はなるべく他の人から顔をそむける。
3.鼻水・たんなどを含んだティッシュはふた付のゴミ箱へ捨てる。
4.手のひらでせきやくしゃみを受け止めた時は、すぐに手を洗う。
5.症状があれば正しくマスクをつける。
「インフルエンザかな?」と思ったら
1.具合が悪いときは早めに医療機関を受診しましょう。
2.安静にして休養をとりましょう。
3.水分を十分補給しましょう。
4.咳やくしゃみ等の症状がある時は、周りにうつさないためにマスクをつけましょう。
5.人ごみや繁華街への外出を控え、無理に学校や職場等に行かないようにしましょう。
家族がかかったときは?
1.生活する部屋を分けましょう。
2.看護は決められた人が行うようにしましょう。
3.看護をする人も、患者さんもマスクをつけましょう。
4.こまめに部屋の換気を行いましょう。
5.ふた付きのゴミ箱を使用しましょう。