橋谷避難広場
橋谷避難広場とは
津波による被害が想定されるなか、昭和21年12月21日に発生した昭和南海地震で被害の大きかった橋谷地区において、津波災害時に緊急的に一時避難をする場所として活用する施設です。
整備までの経緯
田辺市は、昭和21年12月21日に発生した昭和南海地震に伴う津波の来襲により大きな被害を受けた経緯があります。
特に、旧新庄村(現在の田辺市新庄町)ではその被害が甚大で、地元公民館発刊の復刻「昭和の津波」の記録では橋谷地区の津波最高水位は、地上3メートルにも及んだと記されております。
こうしたなか、田辺市では関係者各位のご協力のもと、過去の教訓を生かすべく、近い将来、懸念されている南海地震が発生した場合の津波に備えまして、橋谷地区にお住まいの方々が安全な高台に迅速に避難できるように平成20年3月に緊急一時避難場所として広場を整備しました。
施設紹介
避難広場
面積は約2,500平方メートルあり避難者約1,000人(橋谷地区人口の約9割)を収容することが可能です。
避難路
橋谷地区からの避難路3本、国道42号線と避難広場を繋ぐ避難路1本、合計4本の避難路を設置しております。
照明設備
各避難路に、ソーラー電池式の避難誘導灯が合計8基、避難広場に広場照明灯が7基設置されており、夜間になると自動的に点灯します。
施設概要
所在地 | 田辺市新庄町411-1 |
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面積 | 約2,500平方メートル |
高さ | 標高 20m |
収容人数 | 約1,000人 |
建設費 | 21,299万円 |
工事期間 | 平成16年度〜平成19年度 |